ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッド1-1バーンリー

土曜日 27 4月 2024 17:58

マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラフォードで残留争いの最中にいるバーンリーと対戦したが、1-1の引き分けに終わった。

チャンスを何度も逃し、アンドレ・オナナもトップクラスのキープを見せたが、79分にアントニーがゴール前に走り込んで渾身の一撃を決め、ついに均衡を破った。

しかし、試合終了が近づいた中で粗い守備が目立つようになり、ペナルティエリア内でアンドレ・オナナのパンチングに対してVARが介入し、バーンリーにPKを献上。これをゼキ・アムドゥニに決められてしまい、ヴァンサン・コンパニが率いるチームに勝ち点1を持っていかれた。

さらに残念なことに、スコット・マクトミネイが負傷者リストに追加される可能性があり、悔しい午後となった。

体勢を崩しながらも79分に先制点を決めたアントニー

前半-オナナの活躍

開始1分、���ーンリーは右サイドでボールを受けたダヴィド・ダトロ・フォファナがシュートを放つが、オナナが対応。その数分後、ブルーノ・フェルナンデスがファーポストに出したクロスにアレハンドロ・ガルナチョがシュートで応えたが、これは枠を捉えきれなかった。

カゼミーロがロングレンジで放ったシュートは、アリヤネット・ムリッチが守っていたポストをかすめ、前半最初のコーナーキックを獲得する。フェルナンデスのセットプレーからアントニーがシュートまでいくが、セーブされてしまった。しかし、ユナイテッドは攻勢を強めており、素早くボールを奪い返したアントニーがゴールに迫ったかに見えたが、シュートは枠を外れた。

クリスティアン・エリクセンがエリア手前からシュートを放つが、わずかに枠を外れる。試合は落ち着きを取り戻したが、依然としてユナイテッドがボールを支配していた。ユナイテッドが再びバーンリーのボックス内に進入すると、ラスムス・ホイルンドがエリア内で倒されたと思ったが、ボールはフェルナンデスに。続けざまにフェルナンデスが放った強烈なシュートは、ムリッチに弾かれてしまう。

25分、バーンリーが最初のコーナーキックを獲得する。これは中途半端にクリアーされ、ウィルソン・オドベールがエリア手前で見つけたスペースからシュート。クロスバーの下を通るかと思われた強烈な一撃だったが、警戒していたオナナが弾き返す。コーナーキックからライル・フォスターが先制のチャンスを得たが、シュートを抑えることはできなかった。

そして、バーンリーがバイタルエリアでフリーキックを得ると、ヤコブ・ブルーン・ラーセンが立ちはだかり、ファーポストに向かってクロスを供給するも、アーロン・ワン・ビサカがヘディングでクリアー。ただ、ボールはカレンに渡り、フォスターめがけて折り返した。それでもオナナが素晴らしいセーブを見せて失点のピンチを回避する。

フォスターがハリー・マグワイアに競り勝ち、右サイドからシュートを放つと、オナナが再びセーブ。一方、アレハンドロ・ガルナチョはゴールが期待される動きからサイドネットを揺らした。前半終了が近づくと、タックルが飛び交うようになり、両チームともイエローカードを受けた。

後半-悔しいフィナーレ

後半開始5分、バーンリーが良いポゼッションを見せたにもかかわらず、前半最初のチャンスを作ったのはユナイテッドだった。ガルナチョが左サイドから前進してボックス内に飛び込み、マイナス方向に折り返す。待っていたアントニーがシュートも、ムリッチにセーブされる。

その数分後、アントニーとの連携からガルナチョがシュートも、ポストを巻いてしまう。フォファナに代わって出場したアムドゥニは、ゴール前でシュートを放ち、ユナイテッドディフェンスに存在感を示したが、これはバーの上。

ホイルンドがマクシム・エステーヴに倒され、ユナイテッドはフリーキックを得る。フェルナンデスはクリスティアン・エリクセンにボールを繋ぎ、最終的にアントニーのシュートに繋がったが、キーパーにディフレクト。

先制点が欲しくてウズウズしていたユナイテッドは、ガルナチョが再び中央を駆け抜けたが、バーンリーの守備陣が戻って対応。コーナーキック後のプレーで再びガルナチョにチャンスが巡ってきたが、これはムリッチにセーブされ、ボールはバーを越えた。

79分、ユナイテッドがついに突破口を開く。バーンリーのサンダー・ベルゲの不用意なパスを狙っていたアントニーが飛び出し、ボックス内にボールを運ぶと、倒れ込みながらも渾身のシュートをゴール隅に流し込んだ。

しかし、バーンリーも諦めず、必ず成果を残してホームに戻ろうと躍起になる。終盤に入ると、ボールがユナイテッドのペナルティーエリア周辺に放り込まれる展開になり、オナナはボールをパンチングで弾き出そうとしたが、フォスターに接触してしまう。主審のジョン・ブルックスはファウルとみなさなかったが、VARが介入し、モニターで確認後に判定を覆し、バーンリーにPKを与える。キッカーのアムドゥニがこれを成功させ、1-1。

後半追加タイムに入り、ボールがヴィチーニョの手に当たったように見えたため、ユナイテッドもPKをアピールしたが、主審は認めない。マクトミネイの負傷交代後も両チームとも勝ち点3を獲得しようと必死になっていた。オドベールのシュートはオナナのビッグセーブに阻まれ。試合終了間際には、アマドもプレーからフェルナンデスがチャンスを作り、さらにアントニーがシュートもムリッチにセーブされ、引き分けとなった。

PKに関する判定中

試合詳細

ユナイテッド:オナナ;ワン・ビサカ、カゼミーロ、マグワイア、ダロト;メイヌー(65分にマクトミネイと交代、90+1分にマウントと交代)、エリクセン(81分にアムラバトと交代);アントニー、フェルナンデス(c)、ガルナチョ;ホイルンド(65分にアマドと交代)

出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、アマス、ジャクソン、フォーソン、ウィートリー

ゴール:アントニー(79分)

イエローカード:アントニー

バーンリー:ムリッチ;オシェイ、アシニョン、ヴィチーニョ、エステーヴ;カレン、ラーセン(72分にグズムンドソンと交代)、オドベール;ベルゲ;フォファナ(56分にアムドゥニと交代)、フォスター

出場機会のなかったサブ:トラッフォード、エクダル、テイラー、ブラウンヒル、トレゾール、ベンソン、ロドリゲス

ゴール:アムドゥニ(87分 PK)

イエローカード:オドベール、カレン、エステベ

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