ユナイテッド

アカデミー出身から250人デビューに関する数字

水曜日 24 4月 2024 23:16

イーサン・ウィートリーは、250人目のアカデミー出身としてファーストチームデビューを果たした。これを踏まえて、マンチェスター・ユナイテッドにとって誇り高き偉業の背景にある統計や数字をいくつか紹介しよう。

水曜日のプレミアリーグ、シェフィールド・ユナイテッド戦でベンチ入りしたウィートリーは、同じくベンチ入りした7人のユース出身者を代表し、記念すべきアカデミー卒業生となった。

250人のアカデミー出身選手の内、なんと101人がグレーター・マンチェスター出身という驚くべき数字があり、ウィートリーもストックポートで生まれた。もちろん、卒業生の中にも多様性があり、全国各地、いや世界中の出身者が、デビューに至るまでのさまざまなエピソードを持っている。

ラスムス・ホイルンドに代わって出場したイーサン・ウィートリー

卒業生のデビューとベスト

マンチェスター・ユナイテッド代表という名誉ある栄誉を初めて手にした選手にとって、デビューはそれぞれ異なるものであり、それぞれに個性があるものだが、アカデミー出身選手たちのデビューが一般的にどのようなものであったかを振り返るのは興味深い。

ウィートリーは、これまでに初出場を果たした250人の中で、交代出場でデビューしたアカデミー出身者の103人目となり、ユナイテッドは250人をデビューさせた試合で138勝目をあげた。アカデミーの卒業生がデビューする平均年齢は19歳未満で、データによると、各選手は平均78試合に出場している。

オールド・トラッフォードでのデビューは117回を数え、プレミアリーグでのデビューを果たした選手はウィートリーが35人目。250人中105人は、かつてのディビジョンワン時代にデビューを果たした。

ユナイテッドで通算249ゴールを決めたサー・ボビー・チャールトンは、クラブアカデミー出身として最多得点記録保持者であり、2008年のチャンピオンズリーグ決勝に出場したライアン・ギグスに抜かれるまでは、758試合に出場した記録保持者でもあった。ギグスの記録は963試合出場で、アカデミー出身者として最多となる35のタイトルを獲得した。

多様性

ユナイテッドのアカデミーの卒業生は、世界20ヵ国から集まっている。

1931年12月にイングランド出身のトム・マンリーが最初の卒業生となり、1937年9月にはアイルランド共和国出身のジョニー・キャリー、1951年11月には北アイルランド出身のジャッキー・ブランチフラワー、1957年4月にはスコットランド出身のアレックス・ドーソン、1957年12月にはウェールズ出身のケニー・モーガンズが自国出身者として初デビューを果たした。

出身国を代表してデビューした最新のアカデミー出身はアンソニー・エランガで、2020-21シーズンの終わりにオールド・トラッフォードで行われたレスター・シティ戦でデビューし、クラブのユースシステムから生まれた初のスウェーデン人選手となった。

また、フランス出身のハンニバルやベルギー出身のアンドレアス・ペレイラは、それぞれチュニジア代表とブラジル代表として、母国以外の代表チームで活躍している。

若者への信頼

ユナイテッドは、若い選手に信頼を置く方針で有名であり、ウィートリーもその一人である。

火曜日に行われたU-18プレミアリーグカップで、マンチェスター・シティーを相手に2ゴールを決めて優勝に貢献したストライカーは、少年時代のクラブで忘れられない数日間を過ごした。

16歳でデビューした選手は6名。ジェフ・ホワイトフット、ダンカン・エドワーズ、デイヴィッド・ギャスケル、ウィリー・アンダーソン、ノーマン・ホワイトサイド、そして最近では2017年のアンヘル・ゴメスである。

ユナイテッド4-2シェフィールド・ユナイテッド

 記事

2度のビハインドから追いつき勝利。ブルーノは2ゴールの活躍。

健全な選手育成

ユナイテッドは80年以上もの間、アカデミーを卒業した選手が必ず1人は試合に出場しているという、長く、そして非常に誇らしい記録を保持しており、ここ数十年でトップチームデビューを果たすまでに成長した選手の数から判断すると、この栄誉は今後も続きそうだ。

ウィートリーのデビューにより、2020年代は17選手が初出場を果たしている。2010年代は、バズビー・ベイブス時代の1950年代を上回る42人がデビューを果たし、アカデミー史上最高のデビュー数を記録した。2000年代は、サー・アレックス・ファーガソンがフルでクラブを率いた最後の10年代で、38人のデビューを果たし、僅差で3位だった。

今季はコビー・メイヌー、ウィリー・カンブワラに続いてウィートリーがデビューを飾るなど、クラブアカデミーは今後何世代にもわたってトップチームでプレー可能な才能を輩出し続けられるに違いない。

この記事に含まれるすべての統計調査とデータは、クラブレポーターのハリー・ロビンソンの提供によるもの。

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